記事の詳細

「共済保険」とは

「保険」というと、民間の保険会社による「生命保険」や「損害保険」をイメージされるかと思いますが。

それとは別に共済組合が保障をする「共済保険(共済)」というサービスがあります。

この共済保険を行っている、主な共済組合は「JA(農協)、生協、労働組合、JF(漁協)」などです。

a9151129375a55a6be6f5e72bac5940b_s

保険会社は営利目的な活動に対し、共済保険は「営利を目的としない」ことが特徴です。

共済保険は、余ったお金を被保険者に配当する仕組みで、「相互扶助」に基づいた運営を行っています。

また、「保険」と「共済」では監督官庁が異なるため、言葉の呼び方も変わります。

生命保険←→共済保険

・保険金←→共済金

・保険料←→共済掛金

・配当金←→割戻金

共済保険の特徴とは

共済保険は「営利を目的としない」・「組合員同士の助け合い」の理念が特徴です。

この共済保険に加入するには、出資金を支払い「組合員」になることが必要となります。

f09a5aa57474507bfc5dabb8d75042d1_s

また、生命保険と共済保険では、それぞれ監督する官庁が異なることも特徴です。

監督する官庁が存在することで、消費者に望ましい保険が保たれています。

・生命保険会社

→「金融庁」が監督

・JA共済

→「農林水産省」が監督

・CO・OP共済

→「厚生労働省」が監督

・都道府県民共済

→「厚生労働省」が監督

・全労共済

→「厚生労働省」が監督

共済保険の種類

①生命共済

xNQY3Q9JcUo2aTo1441913181_1441913207

死亡や後遺障害への保障など、人の生命に関係するリスクに備える共済です。

<生命共済の運営団体>

・農業協同組合

・漁業協同組合

・生活協同組合

・事業協同組合など

基本的には生命保険に近いイメージですが、老後の生活費や子供の学費などの貯蓄を目的として利用することもできます。

<主な共済名>

・生命総合共済

・乗組員公正共済

・定期生命共済

・子供共済など

②火災共済

xNQY3Q9JcUo2aTo1441913181_1441913230

火災共済は、火災による建物や家財などに損失を受けた場合に備えた共済です。

火災以外に「落雷、地震、水害、雪害など」の自然災害の保障ができるものもあります。

<主な共済名>

・火災共済

・団体建物火災共済

・火災風水害等共済など

③自動車共済

xNQY3Q9JcUo2aTo1441913181_1441913256

もし動車事故を起こしてしまった時に損害を与えた相手への賠償や、自身の家族の保障などをしてくれる共済です。

<主な共済名>

・自動車共済

・自賠責共済など

④損害共済

xNQY3Q9JcUo2aTo1441913181_1441913281

事故や怪我、事故が原因で亡くなった時の保障する共済になります。

<主な共済名>

・傷害共済

・交通災害共済

・交通事故共済など

⑤年金共済

xNQY3Q9JcUo2aTo1441913181_1441913303

老後の生活に向けて、生活資金を積み立てる共済になります。

一定の年齢まで達したら、積み立てた金額を年金形式で受け取ることが可能です。

共済と保険の違い

監督官庁と根拠法令が異なる

生命保険を扱う保険会社は、監督官庁が金融庁で保険業法という法律のもとに成り立っています。

JA共済では、監督官庁が農林水産省で、根拠法令は農業協同組合法です。

a527083ce5184337b073096ae421b29e_s

また全労済や県民共済では、監督官庁が厚生労働省で、根拠法令は消費生活協同組合法となります。

この様に共済保険は、各共済で監督官庁と根拠法令が異なります。

共済保険は非営利事業

共済保険と生命保険は、保障も近いイメージの内容が多いです。

7f41397390c734746c90976dfab86d42_s

しかし保険は民間会社が運営し、共済は共済団体が運営をしていることから事業背景も異なります。

生命保険は「営利事業」ですが、共済保険は「共済事業」で非営利事業に該当します。

組合員の加入が必要

一保険には誰でも加入ができますが、共済保険は組合員にならないと加入ができません。

b5ce9e13feb240bebdcbecfffe7e0211_s

この組合員の家族は、組合員でなくても加入ができるケースもあります。

共済保険と生命保険違いのまとめ

ここで、共済保険と生命保険の違いをまとめてみました。

 共済保険生命保険
金融機関全労災
JA共済
CO・OP共済
都道府県民共済
民間の生命保険会社
窓口各共済の窓口保険会社、保険代理店
死亡保障額数百万円~1千万円程度数百万円~2億円程度
監督官庁厚生労働省
農林水産省
金融庁
セーフティーネットなし生命保険契約者保護機構

共済保険のメリット

①安い掛金で手厚い保障

共済保険は、生命保険とは違って利益の追求をしていないため、保険よりも安い掛け金で保障を受けることができます。

b6ee1f899978f48218f6f81c982ae9af_s

安価な割に保障内容も手厚いものが多いですが、やはり保険と比べると保障も少なくなってしまいます。

②割戻金の還元

共済保険では、お金の運用に余剰金が発生した場合は、必ず組合員に還元されます。

cba1c0fc252c06195037e7eff5b4d820_s

そのため、割戻金が受け取れる場合は、更に支払う掛け金は安くなります。

③掛け金は一定

共済保険は、年齢や性別を問わず掛け金はずっと変わりません。

15747e82608f939e71c32b2d3d5329d4_s

支払う掛け金が一定なので安心できるほか、資産計画も立てやすくなります。

共済保険のデメリット

①貯蓄性はない

生命保険では、終身保険、養老保険、学資保険といった貯蓄性のある保険があります。

6aadbba7da65b2c127d6d010932a6fbd_s

しかし、共済保険の場合は、定期タイプなので貯蓄性は望めません。

②共済の金額が小額

共済保険は、安い掛け金で保障を行うため死亡時は保障も少なくなります。

9f9facac4903cbdc381f405a431c796f_s

そのため、共済保険の共済金額は、生命保険の保険金に比べて少額になります。

③保障内容が薄くなる

共済保険には、65歳以上などの高齢を迎えると保障内容が薄くなるものもあります。

この共済保険は、死亡時の受け取れる共済金が少ないこともデメリットとなります。

c443ceb301d3310efab4ac6519c45e3d_s

万が一の時のリスクを考えて死亡保障を充実させたい場合は、やはり生命保険の方が適切かもしれません。

金額を大きくしたい場合は民間保険の方が向いていると言えるのではないでしょうか。

共済保険と生命保険の比較

共済保険と生命保険のメリット・デメリットを比較してみました。

 メリットデメリット
共済保険・掛金が安い
・割戻金
・掛金が一定
・組合員の加入
・保障が少ない
・貯蓄性がない
・共済金が小額
・セーフティネット無
生命保険・誰でも保険に加入
・商品が豊富
・保障額の設定
・セーフティネット有
・保障の充実
・保険料が高い
・保険料が変動

共済保険のまとめ

共済保険は、生命保険より安い掛け金で保障が受けられることが特徴です。

また、掛け金が一定のため支払う費用のみ考えれば、お得に感じられるかと思います。

しかし、万が一の時の保障を考えると、やはり生命保険に比べて弱い部分が多いため、共済保険だけで、さまざまなリスクの保障を補うには心許無いかと思います。

いくら掛金が安くても、保障が充実していなければ意味がありませんよね。

940c77d3cc962a2846f65be0ae4049bd_s

そのため、共済保険には通常の保険に加入しながらプラスする形の加入を検討しましょう。

一般的に働き盛りの方には、掛け金が一定の共済保険はあまり向いていないといわれていますが、年齢が若いうちに掛け金の安い共済保険に加入して、貯金するような柔軟な活用をすると良いでしょう。

c097068b302532e28fbc872999353b4d_s

また、共済保険の選択は生命保険の選択と同様、種類や保障内容もさまざまです。

まずは、身近な資料集めからスタートして、しっかりと知識を習得したら加入前に一度保険のプロに相談することがおすすめです。

関連記事

【サイト更新日】

2017-10-16

【公式Facebook】

ページ上部へ戻る