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「個人年金保険」とは

個人年金保険とは、老後の生活費を年金として受け取る、老後生活に備えた保険です。

皆さんも“年金”といえば、国民年金や厚生年金などの「公的年金」をイメージされるかと思います。

この公的年金は、私たちが支払った保険料を年金生活者の人々に年金を支給する仕組みとなっています。

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しかし、日本では少子高齢化の影響で、公的年金の仕組みにも支障を与えてしまい、年金の減額も検討されています。

そのため、近年では公的年金のみの生活は厳しくなり、20代や30代の方は年金も貰えないかもという問題を抱えています。

そんな公的年金の問題に対応するため、老後の生活資金を自ら貯蓄することを目的とした民間の保険を「個人年金保険」といいます。

今、年金問題は深刻化する中、不安定な公的年金に頼ることなく若いうちから将来の貯蓄の準備を始める、個人年金保険に加入することは賢い選択となることでしょう。

個人年金保険の種類

個人年金保険は、運用方法の違いから「定額型」「変額型」の2つに分けられます。

①定額型年金

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一般的な、個人年金保険と呼ばれるタイプ。

この「定額型年金」は、加入時に支払保険料や将来の受取年金額が確定します。

また、予定利率も契約時のまま変わることなく、運用され続けます。

定額型保険は、運用による利益拡大を狙っていないため、毎月少しずつ積み立てるコツコツ型の保険です。

②変額型年金

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加入時から運用がスタートし、年金を受け取るまでにお金を増すことを目的とした保険。

運用実績によって、受取年金額や解約返戻金が変動することから「変額型年金」と呼ばれています。

あらかじめ受取年金額が決まっている定期型とは異なり、変額型で受け取る年金の場合は運用にかかる手数料等などで、元本割れしてしまうケースもあります。加入時には内容をしっかりチェックしましょう。

定額型・変額型のメリット&デメリット

ここで、定額型年金と変額型年金のメリットとデメリットをまとめてみました。

それぞれの特徴から、どちらのタイプが自分にあっているか確認してみてください。

 定額型年金変額型年金
メリット・将来の年金額が決まっている。
・元本割れの心配がない。
・個人年金保険料控除の対象。
・運用実績が成功した場合。
受取る年金額が増える。
・インフレに強い。
デメリット・金利が上がっても年金額は変わらない。
・インフレに弱い。
・運用実績が悪かった場合。
元本割れのリスクがある。
・個人年金保険料控除の対象外。

個人年金保険の受取り方

個人年金保険は、保険料を積み立てた貯金を、将来に年金を受け取ることができます。

個人年金保険の受け取り方には、何種類かあり、商品や各プランによって選ぶことができます。

この個人年金保険は、一般的に年金を受け取る形式の保険ですが、一時金形式も選択することができます。

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年金形式で受け取った場合に比べて、一時金形式の場合は受取総額も少なくなりますが、多少の損はしても早くお金を受け取りたいという方は、この一時金形式がおすすめです。

また、年金形式での受け取り方には「終身年金」「確定年金」「有期年金」の3パターンがあります。

①終身年金

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公的年金(厚生年金、国民年金など)は、受給者(年金を受け取る人)が亡くならない限り、一生受け取ることができます。

それと同じように受給者が生きている限り、一生、年金を受け取ることができるのが「終身年金」です。

終身年金は、一生受け取ることができるので安心ですし、長生きをすればするほど金額も多く受け取ることができます。

しかし、早く亡くなってしまうと、支払い金額よりも受取金額が少ない“元本割れ”になったり、返戻率も低くなってしまいます。

また、他に比べて保険料も高めに設定されているので、自分が長生きをすることを前提に考えている方にはおすすめのプランです。

②確定年金

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確定年金は「5年・10年・15年など」といった、決められた期間(年数)だけ年金を受け取る方法です。

(例)毎年100万円を10年間受け取るなど。

この期間中に本人が亡くなっても、期間中であれば遺族を通じて受け取ることができます。

確定年金のポイントは「掛け捨て」「元本割れ」にならないことです。

③有期年金

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有期年金とは、確定年金と同じように、決められた期間(年数)だけ年金が受け取る方法です。

確定年金と異なる点は、本人が亡くなった場合、それ以降の支給も無くなることです。

亡くなるタイミングによって、元本割れになる場合もありますが、保険料は安く設定されています。

個人年金保険の受け取り方の特徴

ここで、「確定年金」・「終身年金」・「有期年金」の特徴をまとめてみました。

受取方法支払い保険料受取る期間期間中に死亡した場合元本割れ
終身年金高い一生受け取れる死亡後はもらえないリスクがある
確定年金標準 一定期間(年数)期間中はもらえるリスクが低い
有期年金安い一定期間(年数)死亡後はもらえないリスクがある

個人年金保険は、一般的に「確定年金」に多く加入されていますが、老後の資金を全て補うためには力不足のため、生活費の一部を補填するイメージで、加入されることが多いようです。

また「終身年金」や「有期年金」は、亡くなるタイミングによって元本割れになるリスクがあるため、支給が始まってから一定期間は、亡くなった場合も年金が受け取れる保障サービスがある商品もあります。

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しかし、この保障サービスを付けると保険料も割高になって、月々の支払額も高くなってしまいます。

この様に、個人年金保険は受け取り方によって、私たちの老後の生活に大きく関係をしていきます。

自分の老後の生活を良くシュミレーションして、最適な受け取り方法を選択しましょう。

個人年金保険料の控除について

個人年金保険の、支払い保険料が一定の条件を満たした場合、生命保険料控除で一般の生命保険料控除とは別に個人年金保険料控除の対象になります。

具体的には、一年間の支払う個人年金保険料の一部を控除額として所得金額から差し引き、所得税や住民税の節税をすることができます。

(例)1年間で8万円以上の個人年金保険料を支払うケース。

・所得税

→4万円の所得控除。

・住民税

→2万8000円の所得控除。

この控除額を上手く活用することで、毎年かなりの節税効果をもたらすことができます。

控除の対象となる保険契約

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個人年金保険控除の対象となる保険契約は、主に下記の通りです。

・受給者が契約者または配偶者の場合。

・受給者が被保険者と同一の場合。

・保険料の払込期間が10年以上ある場合。

・確定年金か有期年金を選択した時は、年金受け取り開始日の被保険者が60才以上、年金受け取り期間が10年以上である場合。

個人年金保険の解約について

個人年金保険に加入する場合は、基本的に解約はしないように心掛けましょう。

解約すると解約返戻金を受け取ることができますが、保険料を払い込んでいる途中解約してしまっては、受け取る返戻金が払い込み保険料より低くなる、元本割れになるリスクが高くなります。

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個人年金保険の被保険者(契約者)の方が、年金の受け取り開始前に亡くなってしまった場合。

今までに支払った保険料相当額を遺族は“死亡保険金”として受け取ることができます。

個人年金保険のまとめ

個人年金保険は、老後に備えてお金を積み立てる貯蓄が目的となります。

保険加入前には、支払う保険料の総額と将来に受け取ることができる年金額を詳しく比較しましょう。

公的年金に代わって、どのくらい老後に貯蓄の効果を発揮することが出来るのか事前にシュミレーションをすることが重要です。

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また、個人年金保険は「確定年金・終身年金・有期年金」などの受け取り方も多種多様なのが特徴です。

各年金の内容をしっかり理解して、それぞれの特徴を活かした老後のライフプランを想定しましょう。

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2017-11-26

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